【Lesson 04】
◆この回のポイント
書くときに「誰に向けて書いてるのか」が曖昧だと、
どんなに上手に書いても、読者の心には届きません。
この回では、「自分が今、誰に語りかけているのか?」を意識するだけで、文章の方向性がハッキリすることを体感してもらいます。
◆ 悪文見本(※反面教師としてご覧ください)
国内旅行は、人生に一度はしておくと良い経験のひとつです。子どもにもいい思い出になるし、会社員にとってはリフレッシュにもなります。これから旅をしようとしている高齢者の方も、足腰に負担が少ない場所を選ぶと安心できます。学生は、若いうちにいろんな場所を見ておくと将来に役立ちますし、カップルの場合はふたりの仲が深まるきっかけにもなります。
◆ 修正文(読みやすい例)
国内旅行は、仕事に追われる毎日に少し疲れたあなたにぴったりのリフレッシュ手段です。
時間が限られていても、週末だけの小旅行で気分が大きく変わることもあります。
一泊二日でも非日常を味わえる旅先を選べば、翌週からの仕事にも前向きになれるはずです。
◆ 添削ポイント
- 「誰に向けて書くか」が決まれば、内容もトーンも自然に決まる
→ 悪文は「子ども・会社員・高齢者・学生・カップル」…と対象がバラバラで、何も刺さらない文章になってる。 - 1記事にターゲットは1人でいい
→「全方位に届けようとすると、誰にも届かなくなる」がライターあるある。 - 読者を“特定の誰か”に絞ることで、文章の具体性と説得力が上がる
→ 実際の友人や知人を想像すると、ターゲットがクリアになる。
◆ まとめ 〜この回の学びを振り返ろう〜
- 「誰に書くか」を決めると、文章が一気に整う!
- ターゲットは1記事につき“1人”が基本
- 広く浅くより、狭く深くを意識しよう
次回は、「伝えたいことがボヤける罠」について掘り下げます。
結局なにが言いたいの?って言われないように、文章の「目的」を先にハッキリさせる方法を一緒に見ていきましょう!

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