情報が“ちょうどいい”って何?〜粒度をコントロールしよう〜

ライティング講座

【Lesson 12】

◆ この回のポイント

「詳しすぎて長い」「説明不足で伝わらない」…文章の“情報の細かさ=粒度”は、読む相手によって最適なレベルが変わります。

この回では、「どこまで書くか」「どこから省くか」を見極める力=情報の“粒度調整”について学びます。

◆ 悪文見本(※反面教師としてご覧ください)

国内旅行に行くには、まず旅行先を選ぶ必要があります。旅行先の決め方としては、インターネットで観光スポットを検索したり、旅行雑誌を読んだり、SNSで口コミを調べたりする方法があります。たとえば「福岡 観光」などで検索すると、福岡タワーや大濠公園、中洲の屋台などが出てきます。それぞれの施設についても、営業時間やアクセス、料金などを調べることが大切です。

◆ 修正文(読みやすい例)

国内旅行を楽しむなら、まず「どこに行くか」を決めましょう。

インターネットやSNSを使って、気になるスポットをざっくりチェックするだけでもOKです。

旅の目的に合った場所を見つけたら、詳細は必要に応じて調べていけば十分です。

◆ 添削ポイント

  • 細かすぎる情報は読者を疲れさせる
     → 悪文は“行き先決め”の話なのに、いきなり各施設の詳細に突っ込んでしまっている。
  • 読者のリテラシーに合わせた説明量が大切
     → 初心者向け?中級者向け?それによって「どこまで書くか」が変わる。
  • 「先に全体→あとで詳細」という順序も意識しよう
     → まず概要を伝えて、興味がある人だけが詳しく読める構成がベスト。

◆ まとめ 〜この回の学びを振り返ろう〜

  • 情報の“細かさ”には正解がない。だからこそ「読み手基準」で調整!
  • 何でもかんでも書けばいいわけじゃない
  • 「ちょうどよさ」は、“想定読者の理解度”と“読みやすさ”のバランスで決まる

これにて全12回、初心者ライター講座 修了です!

おつかれさまでした!ここまでの学びをベースに、あなたの言葉で、あなたの読者に届く文章をどんどん書いていきましょう!

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