段落って気を抜くと地獄になる〜並び順は設計図〜

ライティング講座

【Lesson 08】

◆ この回のポイント

文章の内容がよくても、「段落の並び」が悪いだけで読みづらく感じることって、けっこうあります。

この回では、読者がスムーズに理解できる“流れ”を作るために、段落の並び順をどう考えるべきかを学びます。

◆ 悪文見本(※反面教師としてご覧ください)

国内旅行の魅力といえば、まずはその土地のグルメでしょう。

また、同行者と一緒に思い出を共有することも旅の大切なポイントです。

最近ではコスパ重視で選ばれる日帰り旅行も人気で、短時間でリフレッシュできるのが魅力です。

旅行前の準備を楽しむ人も多く、ガイドブックを読んだりスケジュールを立てたりするのも旅の一部です。

◆ 修正文(読みやすい例)

国内旅行を楽しむなら、まずは「どこへ行くか」を決めるところから始まります。

旅行前の準備として、ガイドブックを読んだり、スケジュールを立てたりする時間もワクワクするものです。

現地では、その土地ならではのグルメや風景を味わい、同行者と一緒に思い出を共有することが旅の醍醐味になります。

最近では、短時間で楽しめる日帰り旅行の人気も高まっています。

◆ 添削ポイント

  • 「話の流れ」を意識して並べよう
     → 時系列や読者の関心の流れに沿って、段落を整理すると読みやすくなる。
  • ランダムに情報を並べると、読者がついてこれない
     → いきなりグルメ→思い出→日帰り→準備…は、まるで道なき道。
  • 構成のコツ:①準備 → ②体験 → ③振り返り/応用
     → 自然な順番で組み立てると、「読後感」がよくなる!

◆ まとめ 〜この回の学びを振り返ろう〜

  • 段落の並びは、文章の設計図!
  • 順番を間違えると、内容がよくても伝わらない
  • 構成は“読者の頭の中の順番”を想像して組もう

次回は「読者のベネフィット」に迫ります!

Lesson 09では「ベネフィットは義務教育〜『で、何がいいの?』に答えよう〜」をテーマに、読者に響く情報の出し方を学びます。

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