結局なにが言いたいの?〜伝えたいことがボヤける罠〜

ライティング講座

【Lesson 05】

◆この回のポイント

文章を書くとき、「何を伝えたいか」があいまいなままだと、どれだけ読みやすくても読者の心には残りません。

この回では、“主張がぼやけてしまうパターン”を学び、どうすれば伝えたいメッセージを中心に据えられるかを考えていきます。

◆ 悪文見本(※反面教師としてご覧ください)

国内旅行にはさまざまな魅力があります。たとえば、おいしいご当地グルメを楽しめる点や、その地域にしかない自然や文化を体験できる点など、どの年代にもぴったりな何かがあるでしょう。最近では日帰り旅行も人気で、費用や時間の都合に合わせて選べることも魅力の一つと言えます。旅のスタイルは人それぞれなので、どんな旅行がいいかは、やっぱり自分次第だと思います。

◆ 修正文(読みやすい例)

「週末、ちょっとリフレッシュしたい」と感じたら、日帰りの国内旅行がおすすめです。

移動時間が少なく、費用も抑えられるので、思い立ったときに気軽に出かけられます。

その土地ならではのグルメや景色を楽しめば、わずか1日でも十分に非日常を味わえるはずです。

◆ 添削ポイント

  • “何を一番伝えたいのか”が明確でないと、ただの紹介文になってしまう
     → 悪文は、情報の羅列だけで「だから何?」が抜けてる。
  • 文章は“主張→根拠”の順で組み立てるのが基本
     → 修正文では「日帰り旅行をすすめたい」という主張が明確。
  • ターゲットに合わせて、伝えたい1点を絞ろう
     → 今回は「週末リフレッシュしたい人」に絞ることで、訴求力が上がっている。

◆ まとめ 〜この回の学びを振り返ろう〜

  • 文章には「この1本、何を伝えるか」の“芯”が必要!
  • 主張がぼやけると、印象に残らない記事になる
  • 「で、何が言いたいの?」と言われない文章を目指そう

次回は、「結論は最初に出そうよ」問題に突入します!

読者はヒマじゃない。だから、最初に“答え”がほしい。検索ユーザー目線での「結論ファースト」な文章構成を一緒に学びましょう!

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