記事制作を全自動化するまで。AIの「配管」から仕事の定義へ

複数画面でコードを表示するAI記事制作の自動化環境 AI活用法

最初から「AIに全部やらせよう」と考えていたわけではない。

そもそもは、複数のWebサイトを動かしていて、「記事をもっと増やしたい。でも自分で全部書くのは無理」という、わりと普通のところから始まっている。

そこでAIを使い始めた。Claudeは構成や文章、Anneは画像生成やブラウザ操作、CodexはWordPressやコード修正、GeminiはスプレッドシートやGAS。だんだん役割分担ができてきて、気づけば小さな制作会社みたいになっていた。社員、全員AIやけど。

複数画面でコードを表示するAI記事制作の自動化環境

自動化したら、なぜか配管工になった

そのうちローカル環境にn8nを入れて、IFTTT、スプレッドシート、Claude、WordPressなんかをつなぎ始めた。ネタを拾って、記事を書かせて、WordPressに送る。少しずつ自動化の範囲を広げていった。

このへんは過去にもいろいろ書いている。

Telegramに雑文を投げていた僕が、ChatGPTだけで記事公開までできるようになった話
以前はTelegramに雑文を送り、Gemini APIで記事化してGoogleドキュメントへ保存。それをn8nが定期的に拾ってWordPressへ投稿していました。今ではChatGPTとの世間話そのものが一次情報になり、記事作成からWPVibe経由のWordPress投稿までほぼワンストップ。専用の入力作業すらなくなった話です。
ChatGPTがネタ集めからWordPress投稿までやってくれた。なんか急に便利になった
ChatGPTでネタを集めてスプレッドシートに蓄積し、そこから記事を作成。さらにWPVibeを使ってWordPressへの投稿までつなげてみました。実際に動かしてわかった、AIとブログ運営を一本のパイプラインにする面白さと便利さを紹介します。

最初は「うわ、便利」と喜んでいたんだけど、自動化すればするほど配管が増える。

ここで分岐して、ここで例外処理して、画像はこっち、記事ごとのルールはこっち。気づけば僕は記事を書かずに配管の面倒を見ていた。何をしているんだ?

記事制作ワークフローを構築するための作業環境

2026年9月28日、Skillを試してみた

そこで試したのがChatGPTのSkill。

まず僕が仕様の叩き台を書いて、AnneにSKILL.mdとしてまとめてもらった。ネタ選定、サイト判定、本文作成、画像生成、アイキャッチ、スラッグ、抜粋、WordPress投稿、ネタ帳の処理済み更新まで。

要するに「記事を書く」という仕事を、本文を書くことではなく、最後まで全部終わらせる仕事として定義してみた。

で、最初の実験。

400文字くらい書いて終了。画像もなし。

違う。そうじゃない。

AIあるあるだけど、こっちが「記事を書いて」と言うと、本当に記事本文だけ書いて満足して帰る。いや、帰るな。画像もアイキャッチもスラッグも残ってる。

そこでSkill側を修正して、「記事を書くとは、指定した全工程を完了すること」とした。

「足つぼ書いて」で最後まで走った

修正後に「足つぼ書いて」とだけ指示してみた。

すると記事を書き、画像を作り、本文に差し込み、アイキャッチまで設定した。

さらにジャンルも細かく指定せず、「画像は段落の数だけ」と投げても処理できた。

記事制作の自動化を支えるコード画面

次はiPhone修理サイトで負荷試験

ここまで来たら、当然もう少しいじめたくなる。

iPhone修理サイトで、

i@q書いて。文字数は1400以上でネタ帳から良さそうなの拾って。画像は5で

とだけ指示した。

するとネタ帳から題材を選んで、2034文字の記事を作り、画像5枚まで入れて完了した。

ここで、これまでの自動化とちょっと違うものが見えてきた。

手順を書くんじゃなくて、仕事を定義する

これまでの自動化は、「この処理の次にこれを実行する」という配管を人間が作る方式だった。

Skillは少し違う。

「この仕事は、どこまで終わったら完了なのか」をMarkdownで定義しておく。あとはChatGPT側が、そのとき使える機能を組み合わせて工程を進める。

処理手順を自動化するところから、仕事そのものを定義する方向へ変わった。

僕としては、ここが今回いちばん面白かったところ。

配管を何本も引いて喜んでいたら、最後は「仕事内容を書いといたから、あとはよろしく」で済み始めた。

最初からそこに行けばよかった気もするけど、たぶん配管で散々遊んだから分かったことでもある。

そして、今やっている実験

ここまでで、短い指示だけで記事制作から画像、WordPress投稿まで走らせるところには到達した。

次は、ネタ帳に登録してあるテーマではなく、人間が渡した一次情報だけを材料にして、同じ工程を最後まで走れるか。

――というのが、まさに今。

というか、この文章そのものがその実験だったりする。

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