契約して、たぶん半年以上経つツールがあります。Genspark。なのに私、この子のことを正直よくわかっとらんやったとですよ。
何に使ってたかというと、Speaklyっていう音声入力と、Gensparkの中に入っとるClaudeエンジンでの壁打ち。ほぼこの2つだけ。それだけのために、月3000円くらいをずっと払い続けていたという、なかなかに間抜けな話です。宝の持ち腐れというか、宝だと気づいてすらいなかった。
「やりたくないなあ」が積み上がっていた
きっかけは、頼まれていたパソコンの見積もりでした。2社分。デスクトップとノート、合わせて数台。
これがね、私にとってはわりと地獄の作業なんですよ。スペックを調べて、値頃なやつを探して、表にまとめて……という細々した手順が、とにかく苦手。「やらなきゃ」と思いながら、見事に後回しにしていました。「やらなきゃ」が口癖になっとる時点で、人間はもう半分やる気がないんですよね。これは私の長年の自己観察の結論です。
で、机の上で「あ、そういえばGensparkにスーパーエージェントってあったな」と、本当にふと思い立った。ものは試しで投げてみることにしました。
実際に投げたプロンプト
カッコつけても仕方ないので、打ったプロンプトをそのまま晒します。整形もしてません。これくらい雑でも通ります。
dynacadが過不足なく使えるスペックのパソコンと、事務で過不足なく使えるスペックのパソコン。事務の方はadobe系とかも使うけど開いてチェック程度なのでスペックは高くなくていい。値頃感のあるパソコンをリサーチして。デスクトップ。本体のみ。windowsプリインストール済み。
それとノートパソコン2台。14インチ以上で価格重視。使えればいいというレベル。
条件をダラダラ書いただけ。「過不足なく」とか「使えればいい」とか、人間相手なら「で、結局どのくらい?」と聞き返されそうな雑な指定です。それでもしばらく待つと、まあまあどころか、もうこれ以上自分で調べる必要がないレベルの回答が返ってきました。

中略

Genspark、なかなかやるよね。
あとはコピーして、軽く成形して先方へ。今はLINEでのやり取りが多い相手なので、そのままLINEにポイっと投げて終わり。30分は唸ってたであろう作業が、たぶん数分で片付きました。
ちなみに、私は発注の手間すら回避します
ここは本筋とずれるんですけど、私の性格がよく出てる話なので一応。
私、発注してパソコンを受け取って、それを持って納品して……という一連の手間がどうにも嫌いなんですよ。だから片方の会社には、手間賃をわざと高めに設定して正直に伝えたうえで、「これなら御社で直接発注して納品してもらった方がお得ですよ」というストーリーに持っていきました。自分の利益より、面倒を回避することを優先するタイプなんです。我ながら商売人として正しいのか微妙ですけど。
もう1社は、そういう発注から納品まで全部お任せという話なので、そっちは電話で「だいたいこのくらいですよ」と伝える。相手によって渡し方を変える。根っこにあるのは結局「細かい作業が苦手」というそれだけです。見積書を一から作る、みたいなのが本当にダメ。
クレジットがいきなり溶けた、苦い前科
スーパーエージェントを「まともに」使ったのが今回初めて、と書きましたが、これには事情があります。
Gensparkはクレジット制で、私の場合は最初に1万クレジットが付与されて、スーパーエージェントなんかを使うたびにそこからゴリゴリ減っていく仕組み。で、契約したての頃、どこを触るとどれだけ減るのかまったくわからないまま、ちょっとしたことまで全部スーパーエージェントに投げていたんですね。
結果、1日持たずにクレジットが消し飛びました。「いきなり0になった」と言うと語弊がありますけど、体感はそれです。それでビビって、しばらく封印。使い方を覚えたというより、ただ怖くて使わずに過ごしていた、というのが正直なところです。
そこから時間が経って、いろいろ調べてみると「こういうちょっとした調べ物にこそ向いとるやん」と気づいた。それで今回ようやく、ちゃんと使えたわけです。
今回かかったクレジットは382
気になる数字。パソコン2種類・合計3種類の見積もりを出すのに使ったクレジットは、382クレジットでした。

多いんか少ないんか、正直まだ相場感がない。ただ1万クレジットから逆算すると、この程度の調べ物なら1日1回くらいのペースで回しても、月いっぱいはちゃんと持つ計算になります。最初に1日で溶かした人間が言うんやけん、間違いない(笑)。要は「何にどれだけ食うか」の感覚さえ掴めば、別に怖い道具じゃなかったってことです。最初の失敗は、ただの操作未習熟。道具のせいにしてただけでした。
次に試したいこと
使い道が見えると欲が出るもので。今後は簡単な調べ物全般、それから私はライターをやっているので、その周辺状況のリサーチ——たとえばライティング系のコンテストの細かい要項を調べる、みたいな用途にも効きそうだなと思っています。
あと、ひとつ実験したいことがあって。私はGoogleにも課金していて、Geminiもほぼ使い放題なんですよね。だったらGeminiのDeep Researchと、Gensparkのスーパーエージェント、リサーチ力はどっちが上なのか。同じお題を両方に投げて、勝手に勝負させてみたい。これはこれで記事になりそうなので、やったらまたここに書きます。
——というわけで、結論めいたことを言うなら。「面倒で後回しにしていたこと」こそ、エージェントに投げる最初の一発に向いとる。完璧な使いこなしを覚えてから、じゃないんですよ。やりたくない作業が1個あるなら、それを雑なプロンプトで放り投げてみる。私みたいに半年も寝かせる前に、一回どうぞ。


