また道具を作りました。前に「今日の色を決めるだけ」の道具を Google Antigravity で作った話を書きましたけど、今回も同じノリです。やったことは、画像をただ小さくするだけ。それだけ。
「それだけのもの、世の中に山ほどあるやん」と言われたら、まあ、そのとおりなんですよ。でも私が欲しかったのは「これだけしかしない」やつでした。多機能なやつって、たいてい余計なボタンがついとって、結局めんどくさくなって使わんくなるとですよね。
使いにくかったので修正しました。修正内容は、画像が逆さまになるやつの改善(これはEXIFに記録されている方向の問題なので、そこを調整)と、もっとファイルサイズを小さくしたくてWebPなどにも対応できるようにしたこと。あと、案外これが一番大きかったのが、ドラッグ&ドロップでファイルやフォルダの選択ができるようにしたところです。
目的は、画像をただ小さくするだけ、という一点は変わってません。
ということで、新バージョンはこちら。
旧バージョンのダウンロードはこちらから
何をするアプリなのか
機能はシンプルです。画像のサイズを小さくする。圧縮する。それだけ。

使い方は2通りで、画像を1枚だけ選んで処理するか、フォルダごと丸ごと指定して中身を全部処理するか、どちらかを選べます。記事を1本書くと画像が10枚とか20枚とか出てくるので、私はだいたいフォルダごと放り込みます。1枚ずつポチポチやるのは、3枚目あたりで心が折れるけん。
リサイズの設定は、こんな感じ
サイズの変え方は、用途に合わせていくつか用意しています。
- 長辺を640ピクセルに固定(アスペクト比はそのまま維持)
1200×900に変更(こっちはアスペクト比を無視して、指定したサイズに無理やり合わせる)
※あまりにも画像が歪むので、画像の中心点を軸に1200×900に切り抜く仕様に変更しました。

ここで一個だけ注意があります。1200×900みたいに縦横を固定する方は、アスペクト比を無視するので、元が変な比率の写真を突っ込むと、横に伸びたり縦に潰れたりして妙な絵になります。なので撮るときから16:9とか、その出力サイズに近い横画角にしておくのがコツです。そこだけ気をつければ、あとは勝手にやってくれます。ここで一個だけ注意があります。1200×900みたいに縦横を固定する方はアスペクト比を無視するので、元が変な比率の写真を突っ込むと、横に伸びたり縦に潰れたりして妙な絵になります。
なので撮るときから16:9とか、その出力サイズに近い横画角にしておくのがコツです。そこだけ気をつければ、あとは勝手にやってくれます。とは言っても、ギリギリ「まあいいか」と使える程度の出来になることも多いです。最初からそれをイメージして写真撮影しましょう。ちなみにスマホを横向きで使って撮ったときの画角は16:9です。
1200×900は4:3です。まあまあ違います。1200×900は4:3です。
この部分に関しては、近いうちに修正すると思います。

それとは別に、縮小率を自分で決めて、画像の品質も自分で決めるというモードもつけました。「元の60%にして、画質はこのくらいで」みたいに、自分で数字をいじれるやつです。とはいえ、ここも凝った作りにはしていません。スライダーをちょいちょい動かすだけの、本当にシンプルな設定です。多機能にすると、結局自分が迷うけん。


なんでこんなものを作ったのか
理由は2つあります。
1つめは、私が書いているライティングで使う画像の仕様が、ちょうどこの形だからです。媒体ごとに「画像はこのサイズで」という決まりがあって、毎回それに合わせて画像をいじるのが地味に手間でした。だったら、その仕様にピタッと合う道具を一個作っておけば、考えんでよくなる。横着のための投資ですね。
2つめは、もっと一般的な話で、Web用の画像は多少サイズを落としておかないと、表示が遅くなるからです。撮ったままの画像って、最近のスマホだと1枚で何メガもあったりします。そんなのをそのままページに何枚も載せると、読む人の画面でなかなか出てこない。せっかちな人は、その間に帰ります。だから、画質をギリギリ保ったまま、ファイルを軽くしておく。地味やけど、効きます。
正直に言うとくこと(バグと、Macの警告)
道具を配る以上、隠さず先に言っておきます。
今わかっているバグ:画像が逆さまになる
※2026/07/14修正してます。
なぜか、処理した画像がたまに逆さまになったり横になったりします。原因はだいたい想像つくんですけど(写真の向き情報の扱いですね)、正直、私はあんまり気にしてません。逆さまになってたら、くるっと回せばいいので。直すより、回した方が早い。そういう温度感の道具やと思ってください。
Macの「開発元が未確認」というあれ
これはバグというより、Macの仕様の話です。インターネットからダウンロードしてきたアプリは、Macが「これ、出どころ怪しいけどいいと?」と一回止めてきます。Gatekeeperっていう、macに最初から入っとる用心棒みたいな機能です。
具体的には「開発元を確認できないため開けません」とか、ひどいときは「壊れているため、ゴミ箱に入れる必要があります」みたいなことを言ってきます。壊れてないのに、です。失礼な話です。
これを通すには、こうします。
- アプリを右クリック(またはControlを押しながらクリック)してメニューを出す
- メニューから「開く」を選ぶ
- もう一度ダイアログが出るので、そこでも「開く」を押す
これで一回通せば、次からは普通にダブルクリックでスッと開けるようになります。最初の一回だけの儀式やと思ってください。
ちなみに、ターミナルを叩いてブロックを解除する方法もあります(いわゆる quarantine 属性を外すやつです)。やり方はネットに山ほど転がっとるので、その手のことに慣れている人は調べて使ってください。ここで手取り足取りはやりません。そこは各自で、ということで。
配布について、いくつか
大事なところなので、まとめて書いておきます。
まず、これは私が自分で使うために作ったものを、そのまま配っているだけです。だから、使い方の細かいフォローとか、「ここをこう変えてほしい」みたいなカスタムの依頼は、基本的に受けるつもりがありません。冷たく聞こえたら申し訳ないんですけど、そこまでやると仕事になってしまうので。
ただ、「こういうアプリがあったら便利なんやけどなあ」という話なら、私のLINE公式あたりに、なんとなくポーンと投げてもらえれば、気が向いたときにそれっぽいものを作ることはあるかもしれません。約束はできませんけど、そういうのは普通に楽しいので。もしそういうネタがあれば、気軽にどうぞ。
それから、これはもう、この手の配布物の定番のやつですけど。このアプリを使って何が起きても、私は一切責任を取りません。大事なデータは必ずバックアップを取ってから使ってください。まあ、そこは後述のとおり、わりと安全には作ってあるんですけど、念のため。
元の画像は、壊しません
最後に、たぶん一番気になるところを。
このアプリは、元の画像をそのまま残した状態で、サイズを落とした(あるいはサイズ変更した)コピーを別に作ります。処理するときに「resized」という名前のフォルダを勝手に作って、調整済みの画像はそこに入ります。だから、元の写真が上書きされて消える、みたいな事故は起きません。

これは自分が使うときに「うっかり元データを潰したら泣くな」と思ったので、最初からそう作りました。横着者ほど、こういう保険は大事にするんです。
というわけで、画像をただ小さくするだけの、しょうもないけど地味に効く道具の話でした。同じように「WEB系の記事で画像のサイズ合わせがめんどい」とか「サイトの表示が重い」と思っとる人がおったら、まあ、使ってみてください。逆さまになったら、回してね。


