友だちに話す?教授に話す? 〜トンマナの揃え方講座〜

ライティング講座

【Lesson 11】

◆ この回のポイント

「トーン&マナー(トンマナ)」とは、文章全体の“話し方の雰囲気”。

読者が気持ちよく読み進められる文章には、自然な一貫性があります。

この回では、タメ口・敬語・フランク・かしこまり…語り口を揃えることの大切さを学びます。

◆ 悪文見本(※反面教師としてご覧ください)

国内旅行って楽しいですよね。日常から離れて気分転換になるし、グルメや温泉も満喫できます。

しかしながら、旅先においては時間の管理が重要であるため、計画的な行動が求められる。

行き当たりばったりも悪くないっちゃけど、ある程度の準備をしておくと、より安心で快適な旅になるだろう。

◆ 修正文(読みやすい例)

国内旅行は、日常を少し離れてリフレッシュしたいときにぴったりです。

グルメや温泉など、その土地ならではの魅力を味わいながら、のんびりと過ごせます。

事前に軽くスケジュールを立てておくと、安心して旅を楽しめますよ。

◆ 添削ポイント

  • 「語り口の統一」が読者の安心感につながる
     → 「ですよね」→「である」→「っちゃけど」など、話し方のブレは“ノイズ”になる。
  • メディアやターゲットに応じてトーンを決めよう
     → ビジネス記事なら「です・ます」、カジュアルなブログなら砕けた言葉でもOK。
  • “意識して崩す”のはアリ。“無意識でブレる”のはNG
     → 方言や砕けた言い回しも、狙いがあるなら効果的!

◆ まとめ 〜この回の学びを振り返ろう〜

  • トンマナが揃っている文章は“読みやすい”と感じさせる
  • 無意識の口調ブレが“信頼感”を下げることもある
  • 「誰に」「どんな場面で」届けるかを考えて、語り口を整えよう

次回はいよいよ最終回!

Lesson 12では「情報が“ちょうどいい”って何?〜粒度をコントロールしよう〜」をテーマに、どこまで詳しく、どこまで省くかの判断力を育てます!

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